積水ハウスのリフォームは値引き交渉できる？工事費用を安くする方法を解説！

 

 

こういった疑問に答えます。

 

積水ハウスではオーナ（積水ハウスで建築した人）を対象にした質の高いリフォームを提供しています。

 

「住宅リフォーム売上ランキング2022」では、数あるリフォーム会社の中で8年連続の1位を獲得しており、多くの積水ハウスオーナーからの指示を集めています。

 

一方で、ブランド力が高い大手の住宅メーカーである積水ハウスは、莫大な技術開発費や広告費、運営に携わる人員の多さなどから、人件費が非常にかかっているイメージを持つ人も多いと思います。

 

オーナーを対象にしている積水ハウスに値引き交渉はできるのか、応じてもらえたらどれくらい安くしてもらえるのかなど気になりますが、結論からお伝えすると、積水ハウスのリフォームでは基本的に値引きをしない方針です。

 

なぜなら、積水ハウスのリフォームの見積もりは、値引きを前提に金額を上乗せするようなことはなく、最初から適正価格を提示しているからです。

 

見積もりには会社で決められた値引きが既に含まれており、営業マンの判断で勝手に安くできない事情があります。

 

そのような背景を踏まえて、本記事では積水ハウスのリフォーム費用の相場や値引き事情、費用を安くするコツなどを紹介します。

 

この記事を読めば、積水ハウスのリフォームの値引き事情が分かるだけでなく、積水ハウスのリフォームに依頼すべきか他の業者も検討すべきかが分かるはずです。

 

 

 

結論から言うと、この記事で伝えたいことは3つ。

 

 

 

 

 

順番に解説しますが、積水ハウスでリフォームする際の値引き事情を知りたい方は、最後までお読みください。

 

 

1.積水ハウスのリフォーム費用と値引き事情

 

まずは、積水ハウスのリフォーム費用や値引き事情を詳しくお伝えします。

 

積水ハウスのリフォーム費用の相場は高い

 

積水ハウスにリフォームを依頼すると、地域密着型の工務店や大工さんに比べて2〜3割ほど工事費用が高くなるのが欠点です。

 

住宅メーカーは自社施工ではなく、提携している下請け業者に工事を依頼するため、中間マージンが発生するのが一般的で、積水ハウスのリフォームも例外ではありません。

 

特に増築や改装工事など大規模改修では、設備屋、電気屋、内装工事屋など3～5社の下請け業者が一斉に携わることになり、その分中間マージンも高くなりがちです。

 

また大手である積水ハウスは、従業員数が多く人件費が膨らむ傾向があり、会社経費が10％ほど上乗せされます。

 

 

そのように考える人も多く、積水ハウスで新築したものの、リフォームの際は費用の高さを理由に他社に依頼する人も少なくありません。

 

とはいえ、積水ハウスでは構造体に関わってくるリフォームは、他社では対応できないケースも多く、値段が高いのは承知のうえで、積水ハウスに依頼せざるを得ない工事があるのも事実です。

 

 

積水ハウスリフォームでは値引きが期待できない

 

冒頭で触れたとおり、積水ハウスではリフォーム工事の価格や会社経費（利益）が最初から定められており、「基本的に値引きはしない」営業スタイルです。

 

CMや広告でおなじみの大手積水ハウスでは、新築する際もブランドを買うと考える人も多く、価格の安さよりも品質の高さを重視している傾向が強いといえます。

 

リフォーム会社の中には、最初から値引きを想定して20〜30万円も見積もりに上乗せしたり、期間限定のキャンペーンを設けて工事費用を半額以下で提供したりする業者も少なくありません。

 

高い買い物であるリフォームは、工事費用が大幅に値引きされたら助かりますが、値引きを前提とした見積もりを作成していると考えると信用できないですよね。

 

一方、積水ハウスのリフォームは、オーナー（積水ハウスで家を建てた人）を対象としており、純正リフォームを提供しているのが売りです。見積もりには適正価格を提示しており、値引き分を上乗せするような運営はしていません。

 

 

なお、積水ハウス以外が建てた住宅のリフォームは、グループ会社の「積和建設」が対応してくれます。

 

積水ハウスのリフォームも値引き交渉は駆け引き

 

積水ハウスのリフォームは、値引き交渉が期待できないといっても、まったく安くならないかというとそうではありません。

 

営業マンとの信頼関係ができていれば、交渉次第ではリフォーム工事の総額から多少なりとも値引きしてもらえる場合があります。

 

例えば、お風呂やキッチン、トイレなどの入れ替え工事で相見積もりを取り、他社と金額の差がほとんど変わらなかった場合は、値引き交渉のタイミングです。

 

具体的には「積水ハウスさんで工事をしたいけど、どうしても金額があわないので、○○万円値引きしてもらえたら、決めます」と伝えると、営業マンが上司に掛け合ってくれる可能性が高まります。

 

ただし相見積もりを依頼する際は、工事内容や商品のグレードが同等でなければ比較にはならない点は注意が必要です。

 

 

他社の見積もりを見せて、価格の安さだけを求めると工事や材料の質を落としたり、手抜き工事につながったりする恐れがあるのでおすすめできません。

 

また、独自に用意したプランや金額が記載された見積もり内容を他社に漏らしてしまうのは、その後の業者との信頼関係を損ねる原因にもなってしまいます。

 

そのため、他社の見積もりを積水ハウスに見せる場合は、最低でも会社名や住所などの情報を伏せるのが賢明です。

 

 

 

 

 

値引きの変わりにオプションサービスの提供

 

日本各地で開催されている積水ハウスのリフォーム相談会では、オプション工事のプレゼントを提供している場合もあります。

 

リフォーム相談会では「一級建築士による設計相談」や「リノベーションやリフォームプランニングカフェ」「玄関まわりタイルのリフォームオンラインセミナー」などさまざまあるので、相談会に参加してみるのも一つの手です。

 

 

例えば、イベント来場をきっかけにユニットバスのリフォーム工事を契約した場合、オプション工事が無料で付いてくる特典が用意されていることがあります。

 

 

2.値引きを基本的にしない積水ハウスリフォームで費用を安くするコツ

 

積水ハウスのリフォームでは値引き交渉は難しいものの、費用を安くできるコツが2つあるので紹介します。

 

最初の商談時に予算を伝えておく

 

リフォーム工事では、最初の商談時に予算を伝えておくと、要望に合わせたリフォームプランを提案してもらえる可能性が高まります。

 

予算に応じて設備や素材などを選択してもらえ、予算内でもっとも最適なリフォームを叶えることが可能です。予算を伝えておけば、後々の予期せぬトラブルや追加費用の発生も避けられます。

 

 

確かに予算を聞き忘れる営業マンも多く、とくに経験の浅い担当者は想定外の高額な見積もりを持ってくるケースも少なくありません。

 

ですので、先に予算を伝えておくことで、要望から極端にかけ離れた提案はされなくなり、無駄に時間を費やすことがなくなります。

 

 

複数の業者に相談してリフォーム相場を把握する

 

リフォームは、同じ工事内容なのに費用が大幅に違う場合も多いです。各業者、得意・不得意、提携している下請け業者やメーカーなどが異なり、仕入れの相場も変わってきます。

 

例えば、タカラスタンダードの定価は他メーカーより安く設定されていますが、値引きをほとんどしないのが特徴です。一方、定価が高く設定されているメーカーでも、値引き率が高い場合があります。

 

そのため、リフォームの金額を抑えられるかどうかは、営業マンがどのメーカーを利用するかによって変わってくるのです。

 

 

TOTO押し、クリナップ押しなど、営業マンや会社がどのメーカーを推奨しているかによって、提案されるプランや金額が異なります。そのため相見積もりを取らないと損をする可能性が高いです。

 

 

 

 

 

3.積水ハウスのリフォームが向いている人・向いていない人

 

 

 

 

 

間取変更を伴う大規模リフォームを検討している人

 

積水ハウスにリフォームを依頼するメリットは純正リフォームが叶うことです。

 

積水ハウスは、もともと独自の技術力や施工力を駆使した、住まいを大幅に改修し新築のように再生させるリフォームが得意です。耐震や耐風にも強く耐久性があり、省エネ対策にも力を入れています。

 

建物に熟知している担当者がそろっており、図面や工事履歴が保管・管理されているため、間取り変更を伴う大規模リフォームを検討している場合は、積水ハウスに依頼するのが安心です。

 

見積もり自体は他社様の方が良かったが、機能などを比較した場合に積水ハウスリフォームのほうがコストに対するパフォーマンスが高かった為お願いした。提案力や対応の素早さ等は他社様の方が良かったと思うが、やはりコスト面で積水ハウスリフォームの方が優位であり、コスト低下分付加価値をつけることができた点が最も良かった。

引用：リフォらんより

見積は高めだが、リフォームの提案内容が一番素晴らしかった。また仕上がりも非常に良かった。また担当者の対応も非常によく、すぐに対応してもらえるところがよい。リフォーム期間中の仮住まいの物件もあるので、予算に余裕があればおすすめしたいと思う。

引用：リフォらんより

 

 

積水ハウスの保証を継続したい人

 

積水ハウスのリフォームでは、保証が充実している点も注目すべきポイントです。

 

リフォームは工事後に不具合が発覚することも多く、保証サービスを利用するケースもめずらしくありません。

 

積水ハウスでは、新築時に構造躯体と雨水の浸入を防止する部分について、長期30年の保証が適用される「ユートラス保証」が付いています。築10年目と20年目に積水ハウスが必要とする有償点検と補修が必要になりますが、それを受ければ永年的に安心して暮らせます。

 

 

他社にリフォームを依頼すると、積水ハウスの顧客管理システムに工事履歴が残らないので、万が一トラブルが起きたときに、積水ハウスの保証が適用されない場合があります。

 

 

工事でトラブルが起きたときは、誰に責任があるのかが不明瞭になると保証での対応が難しくなります。そのため、建物保証を継続したい人は、まずは積水ハウスに相談するのが無難です。

 

 

積水ハウスの低金利ローンを利用したい人

 

積水ハウスではリフォーム工事費用の手助けとなる、低金利ローンも充実しています。

 

大規模改修となるリノベーションから小さな補修工事まで利用できるローンが多種多様にそろっており、無理のない月々の支払いが可能です。

 

高い買い物になりがちなリフォームは、現金が用意できなくて断念せざるを得ない場合もありますよね。

 

そのようなときに積水ハウスの低金利ローンを利用すると、銀行から借入するよりも金利が安く手続きも簡単で便利です。

 

 

積水ハウスのリフォームは上記の6社と提携しており、金利も条件もさまざまなので、自分に合ったローン会社が選べます。

 

 

 

 

小規模なリフォームを検討している人

 

設備の入替だけの小規模リフォームを検討している場合は、積水ハウスのリフォームににこだわる必要はありません。小規模リフォームとは、給湯器やエアコンなどの交換、キッチンやバスルームの入替えなどです。

 

間取り変更を伴わないリフォームは、他社と比べて工事内容や金額が大きく異なることがないので、相見積もりを取って比較してみると失敗が少ないといえます。

 

近年は、積水ハウスのオリジナル商材や設備を選ぶ人は少なくなり、LIXILやTOTOなどのメーカー品を選ぶのが主流になっているので、選択肢が増えています。

 

 

予算に成約がある人

 

積水ハウスのリフォームは、地元の工務店や大工さんに比べて工事費用が2〜3割程度高いうえ、基本的に値引き交渉に応じてくれない旨をお伝えしました。

 

住宅メーカーは施工を請け負うのが下請け業者であることや、会社の規模が大きい分、中間マージンや会社経費が高くなる傾向があるので、予算に制限がある人にはおすすめできません。

 

リフォーム工事は工事内容や品質が同じでも、選ぶ業者によって金額が大幅に変わります。Ａ社とＢ社に見積もりを依頼して金額を比較してみると、20～30万円も差があることもも少なくありません。

 

 

積水ハウスの見積もりを軸に相見積もりを取ると、リフォーム工事の相場が把握できて業者選びの失敗がなくなります

 

 

オリジナルなデザインや要望を持つ人

 

積水ハウスでは、幅広いリフォームを提案できる一方、一定の基準やデザインのコンセプトに基づいたリフォームとなり、ある程度プランが決まっています。

 

デザインにオリジナリティを求める人は、自由度の高いリフォーム業者を探してみることが必要です。

 

積水ハウスでも、リフォームの目的やスタイルに応じて間取りの変更や設備の入替え、内装や外装リフォームなど多様な工事を提供していますが、デザイン性は画一的な感じがあります。

 

 

 

 

 

 

 

まとめ：積水ハウスのリフォームを検討する際は値引き交渉よりも業者選びを

 

 

こういった疑問に答えました。

 

ここまでの内容をざっくりとまとめると、

 

 

 

 

 

積水ハウスのリフォームは基本的に値引きをしないスタイルですが、交渉次第では費用が安くなります。その際、工事内容や金額を比較できる相見積もりがあると交渉が成功しやすいです。

 

この記事は以上です。