タカラスタンダードのカップボードは後付けできる？値段や工事内容を徹底解説

 

 

こういった疑問に答えます。

 

新築時にタカラスタンダードのキッチンを選んで、オプションでカップボードを後付けすると、費用が高くて断念してしまう人が少なくありません。

 

そのため、カップボードを外注して後付けして費用を抑えたいと考える人も多いと思います。

 

一方、タカラスタンダードといえばホーローに強い住宅設備メーカーかつ品質がよく、ニトリやIKEAなどに比べると値段が高いのでは、と心配になる人もいるのではないでしょうか。

 

結論、タカラスタンダードのカップボードは市販品よりも2.5倍ほど高いものの、実はカップボードの種類やサイズ、業者の値引きによっては費用を抑えることができます。

 

それには最低でも3～4社に見積もりを依頼して、工事内容や値段を見比べてみることが大事です。

 

まずはタカラスタンダードのカップボード後付け費用の相場を把握しておくことで、リフォームの失敗や後悔を未然に防ぐことが可能です。

 

本記事では、過去に新築を建てるにあたって16社以上から見積もりをとって、無事に金額も施工も納得できる業者に出会えた私が、タカラスタンダードのカップボードを後付けする際の値段の目安、カップボード後付け設置の事例や工事内容などを紹介します。

 

この記事を読めば、タカラスタンダードのカップボードを後付けするか、あるいは他メーカーの商品も検討してみるかといった悩みが解消されます。

 

 

 

結論から言うと、この記事で伝えたいことは3つ。

 

 

 

 

 

順番に解説しますが、タカラスタンダードのカップボードの後付け費用の検討がつかず見積もり依頼に踏み出せない人は、ぜひ記事を参考にしてください。

 

 

1.タカラスタンダートのカップボード後付け工事費用の目安

 

 

カップボードのサイズや収納タイプによって後付け費用が異なる

 

タカラスタンダードのカップボードの後付け費用は、サイズや収納タイプによっても異なりますが、工事費用も含めると150,000〜200,000円程度が相場です。高級グレードや食品庫のような食器棚になると500,000円以上はかかり、取り付け費用も高くなります。

 

例えば、タカラスタンダードのカップボードを新築時にオプションで付けようとすると、幅が1400のものでも250,000円以上し、1800を超えると300,000円以上もします。

 

 

メーカーのキッチンは、オプションでカップボードを付けると値段が高いため、実際に断念する人も少なくありません。

 

 

タカラスタンダードのカップボード【種類別】の値段

 

タカラスタンダードのカップポードは一般向けとホームビルダー向けがあり、グレードによって値段が異なります。

 

ホームビルダーとは、ハウスメーカーや工務店などのビルダーを通してでしか買えない商品のこと。一般向けの商品と機能性は変わらないのにも関わらず、最大で15％OFF程度で販売されているといわれています。しかし、値段は決して安くはありません。

 

 

ホームビルダー向けの商品は、タカラスタンダードの公式で定価が載っていないため、正確なところは分からないのですが、口コミを調べてみたところある程度の金額はつかめました。

 

新築建売でカップボードをオプションでつける予定なのですがタカラスタンダードのオフェリアでw1800の吊り戸棚有りで490,000万円でした。

引用：ヤフー知恵袋

オフェリアというと一般向けのリフィットと同じです。 食器棚（カップボード）価格 ￥398,600（税抜）となっています。

販売価格は上記の金額から最大で15％引きです。

引用：ヤフー知恵袋

 

リフィットとは、タカラスタンダードの中ではスタンダードなプランで、カップボードの種類によっては100,000円以内の商品もあります。

 

なお、ホームビルダー向けのカップボードは、ビルダー店（ハウスメーカーや工務店、リフォーム会社など）によって金額がまちまちです。

 

✔ホームビルダー向け製品参考価格（間口90㎝ ３段引き出しタイプ 吊り戸棚あり）

グランディア（高級グレード）	オフェリア（スタンダード）
平均240,000円	平均290,000円

 

上記は平均的なビルダー向け製品の値段ですが、ビルダー側が販売価格を決めているため、どこでカップボードを購入するかによって値段が変わってきます。

 

 

ビルダー（住宅メーカーや工務店）によって値引き率が3％〜10％と幅があります。大手リフォーム会社ではホームビルダー向けの商品が連携されていますが、中小企業や個人店になるとビルダー向け商品を取り扱っていない場合も少なくありません。

 

ビルダー向け商品を検討する際は、タカラスタンダードに提携会社を紹介してもらう、もしくは一括見積もりサイトを利用して、タカラスタンダードのビルダー向け商品を扱っている業者を探してもらうのがおすすめです。

 

 

タカラスタンダードのカップボード【一般向け】の値段

 

タカラスタンダードでは一般向けのカップボードには以下のように4種類あります。

 

 

レミューは、タカラスタンダードの高級グレードのキッチンプランで、その他のスタンダードプランとは、同じサイズのカップボードでも50,000〜70,000円程度の差があります。トレーシアとエーデル、リフィットに関しては、値段の差はそれほどありません。

 

また、カップボードの種類によって以下のように金額が異なります。

 

種類	製品代の定価	サイズ
システムホーローユニット	740,000～1,500,000万円	間口120cm×奥行65cm×約高さ230cm
食品庫・食器棚	500,000～700,000万円	間口120cm×奥行45cm×約高さ230cm
家電収納ユニット	75,000～100,000万円	間口60cm×奥行45cm×約高さ100cm
トールユニット	100,000～150,000万円	間口60cm×奥行45cm×約高さ200cm
カウンターユニット	50,000～80,000円	間口90cm×奥行45cm×約高さ90cm

引用：タカラスタンダード公式サイトより

 

上記の値段に販売店の値引きが入り（最大15％程度）、取り付け費用50,000～100,000円＋販売店の諸経費がカップボードを後付けした場合の総合的な値段です。

 

 

イメージとしては製品定価の2倍程度がカップボード後付けの総額なので、そのように覚えておくと見積もりを取った際に大きな値段の差はないと思います。

 

一方、タカラスタンダードのカップボードは壁にビス打ちすることが多く、壁下地の補強が必要なケースも多々あります。戸建てのみならずマンションでも対応できますが、壁下地補強工事の追加費用がかかります。

 

 

壁式構造（例えばミサワホーム）のお家は、構造体に触れる壁があるため、図面がないときは新築時の住宅メーカーに相談するのが間違いありません。図面が手元にあれば家の構造に詳しいリフォーム会社なら対応できる場合もあります。

 

 

タカラスタンダードのカップボードを後付けする際の割引について

 

タカラスタンダードでは、最大で15％程度の割引があるといわれているものの、他メーカーと比べて割引率は低いのが現状です。

 

タカラスタンダードはもともと定価が安く設定されており、他メーカーに比べてリーズナブルと思われがちですが、実はそうではありません。

 

一方、他メーカーの商品は定価は高いものの値引き率がタカラスタンダードに比べて高いため、場合によっては定価の半額以下で購入できます。業者の値引次第で値段が大きく上下するため、施工を依頼する業者選びが重要です。

 

 

 

 

 

2.タカラスタンダードのカップボード後付けの設置や工事内容

 

タカラスタンダードでは後付けできるカップボードの種類がさまざまあります。どのようなカップボードのユニットがあるのか一部紹介するので参考にしてください。

 

タカラスタンダードカップボードの設置内容

 

✔システムホーローユニット

 

家族の人数が多いと重宝するシステムホーローユニット。来客時には扉をサッと閉めてスッキリと隠せます。

 

家電やストック品はもちろん、ダストボックスまで付いていてまとめて収納でき、統一感があるタイプです。

 

✔家電収納ユニット

 

スライドタイプや収納ワゴン付きタイプで、炊飯器やコーヒーメーカなども置けます。電子レンジやトースターなどは棚の上部へ置けて使いやすいです。奥行きが45cmなので手狭なスペースでも重宝しそうです。

 

✔トールユニット

 

下段には頻繁に出し入れする食材のストック、真ん中には食器類、上段にはあまり使わないものを収納しておくのに便利です。

 

トールユニットは奥行き45cmくらいで幅60cm程度ですが、高さが200cm以上あるので天井が高いスペース向きです。

 

✔カウンターユニット

 

カウンターユニットは引き出しが開き戸タイプやスライドタイプ、オープンキャビネットなどさまざま。家族の人数やライフスタイルに合わせて選べて、値段もお手頃なので選びやすいです。

 

 

限られたキッチンスペースにどれくらいのサイズが合うのか、統一感も考えて選ばなければならないので、商品選びに迷ったらリフォーム会社のアドバイスを受けてみるのも一つです。

 

 

タカラスタンダードのカップボード後付け設置の事例や工事内容

 

タカラスタンダードのカップボードを後付けする際は、以下の工事が必要となります。

 

 

上記は施工業者によって金額が異なり、50,000～150,000円が目安です。さらに製品代＋業者の諸経費が5～15％程度かかります。

 

 

業者によって諸経費（会社経費）を何％取るかは見積もりを取ってみないと正確な数字は分かりません。

 

 

 

 

 

3.タカラスタンダードのカップボードの使い勝手や注意点

 

カップボードは色や柄などデザイン性も大事ですが、やはり使い勝手が重要です。お金をかけて後付けしたのに、「市販品と変わらなかった」となれば後悔しますよね。

 

ここでは、タカラスタンダードのカップボードの使い勝手や注意点など紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

 

使い勝手①キャビネットの内側もホーロー

 

タカラスタンドのカップボードは、キャビネットの内側もホーロー製という点にこだわりがあります。ホーローといえば耐久性や耐熱性も高いため、熱や油が天板に付いても傷みにくいのが特徴です。

 

スライド式のキャビネットに炊飯器を置いても、蒸気で天板が劣化しにくい工夫が施されているます。実際にタカラスタンダードのカップボードを使っている人からは「数年経っても天板が汚れていない」という声も挙がっているため、長く安心して使えます。

 

 

使い勝手②ゴミ箱を置けるスペースある

 

タカラスタンダードのカップボードはフロアキャビネットにゴミ置き場スペースを設けているタイプがあります。

 

キッチンにゴミ箱置場があれば、パントリーを新たに設ける必要がなくなり助かりますよね。

 

 

ゴミ箱が動線の邪魔になったり圧迫感がでたりしないため、狭いキッチンでもスッキリと見せられます。

 

 

開き扉式よりもスライド式が使いやすい

 

カップボードの収納は、扉が主に開き扉式とスライド式の2種類に分かれますが、後者のほうか使いやすく人気です。

 

スライド式の引き出しは、中にしまったものが取り出しやすく、一目で何が入っているか分かるため、無駄な買い物を減らせます。

 

 

ただし収納の高さが浅いと入るモノが限られ、最悪使わなくなる可能性もあるためサイズ確認は必須です。

 

 

確かにスライド式の場合、引き出しを勢いよく開けたときに食器が干渉する可能性が。対策としては収納の底に滑り止めシートを貼っておくと、食器がぶつかる音は気にならなくなります。

 

 

高さのあるタイプは上段が届かない場合も

 

タカラスタンダードのカップボードも高さのあるタイプやウォールキャビネットは、身長によって上段が届かない場合があります。

 

 

上記のような収納ユニットの上段は身長が160cm以下の場合、手を伸ばしてもモノが取り出しにくく、使っていない人も多いです。

 

上段には普段使わないモノを収納しておく手もありますが、頻繁に利用したい人は電動式昇降タイプを選ぶとモノの出し入れがしやすくなります。

 

 

 

 

 

まとめ：タカラスタンダードのカップボードを後付けするなら複数の業者で見積もりを！

 

 

こういった疑問に答えました。

 

ここまでの内容をざっくりまとめると、

 

 

 

 

 

タカラスタンダードのカップボードを後付けする際は、施工費や業者の諸経費で総合的な値段が変わってくるので、業者選びが重要です。

 

この記事は以上です。