【失敗事例から学ぶ】エマウォールを施工する際の6つの注意点を紹介！

 

 

こういった疑問に答えます。

 

エマウォールは、タカラスタンダードの強みであるホーロー素材の壁パネルです。マグネット収納が叶うだけでなく、耐久性が高くメンテナンスもしやすいことから、キッチンや洗面台のリフォームと同時に採用したり、リビングの壁に後付けしたりする人も多く注目を集めています。

 

ただ、製品代や施工費が高く、そこまでお金をかけて設置する価値があるのだろうかと悩んでいる人もいると思いますが、

 

結論をお伝えすると、エマウォールはインスタやツイッターなどで「値段は高かったけれども選んで正解だった」という高評価の声が多い印象です。

 

しかし、中には「ここが使いにくい」「この機能は必要なかった」などの失敗事例も。エマウォールを選んでで失敗しないためには、業者選びが重要といっても過言ではありません。

 

なぜなら、エマウォールは施工が比較的シンプルであるものの、実績が豊富な業者に依頼しないと、剥がれが生じたり、天井と壁との境目がきれいに仕上がらなかったりする恐れがあるからです。施工費用も業者によって変わってくるため、1社のみに見積もり依頼して決めてしまうと失敗する可能性が高まります。

 

本記事では、エマウォールで失敗しないための注意点、エマウォールの特徴、エマウォールを選んで失敗しないためのポイントなどを紹介します。

 

この記事を読めば、タカラスタンダードのエマウォールに決めるか、あるいは別の壁パネルを検討するかといった迷いがなくなります。

 

 

 

この記事で伝えたいことは3つ。

 

 

 

 

順番に解説しますが、エマウォールが高くて採用するか迷っている、他メーカーの商品も検討してみようかなと考えている人は、記事を最後までお読みください。

 

 

1.エマウォールの失敗事例をもとに6つの注意点を紹介

 

エマウォールを施工した人の実体験を徹底的にリサーチしたところ、「これは知っておきたい」という失敗しがちな注意点が6つありました。

 

 

設置費用が高い

 

エマウォールは製品だけでなく設置費用も高いといわれており、一般的な壁紙・クロス張替え工事と比べて2倍以上はします。

 

エマウォールが気になっていても、予算の関係で他メーカーの商品や、少しグレードを下げた壁紙を検討する人も少なくありません。

 

タカラスタンダードの公式サイトにエマウォールの参考価格が載っていたので、以下にまとめました。

 

エマウォールの規格は2種類	エマウォール調質別平米単価
短辺910mm×400mm	木目調・石目調・アート　41,700円／枚（19,090円／㎡～） パール調・無地 32,800円／枚(15,020円／㎡～）
短辺910mm×長辺2,700mm	木目調・石目調・アート　44,600円／枚（18,150円／㎡～） パール調・無地 35,500円／枚(14,450円／㎡～）

引用：タカラスタンダード公式サイトより

 

エマウォールは2種類のサイズが用意されており、デザイン（柄）によってはオプション費用がかかります。製品代に施工費と業者の諸経費がかかってくるため、リビングの壁にエマウォールを設置する場合、総額が250,000～350,000円、もしくはそれ以上かかることも多いです。

 

 

エマウォールは一般的なビニールクロスや紙クロスと違って、丈夫で長持ち、掃除のしやすさも抜群で特殊加工している高級グレードの壁パネルです。材料費の高騰も相まって、数年前に比べて高くなっています。

 

2020年の値段と見比べてみたところ、短辺910mm×長辺2,400mmが31,800円⇒44,600円と12,800円も値上がりしていました。

 

 

光沢のあるデザインは落ち着かない場合も

 

子ども部屋やリビングの一面にエマウォールを設置する際、ツヤがあるものを選ぶと落ち着かない雰囲気になることもあります。

 

デザインによって部屋の印象がガラッと変わってしまうため、色や柄を選ぶ際は部屋のテイストやインテリアとの統一感を考えることが大事です。

 

リビングだし、あんまり主張しすぎてもな〜と思い、一番最後の写真の白を予定してたのですが、実際見てみると、白はホワイトボード感強めキラキラツルッと感が気になる

引用：個人ブログ

 

ツヤがある壁紙は高級感があって部屋のグレードをアップさせてくれる一方、貼る面積によってはキラキラ感が悪目立ちすることもあるようです。

 

エマウォールはデザイン性が豊富で29色から好みの色を選べ、ツヤのないマットなものも用意されています。部屋に設置したイメージを想像しながら、家具や床材の素材と合わせて選ぶようにすると失敗が少ないです。

 

 

調湿性は期待できない

 

エマウォールは調湿性をうたっていないので、湿度を調節してくれる効果は期待できません。

 

消臭効果や水跳ねにも強い素材であるため、トイレや洗面所などにも積極的に採用されている一方、以下のような口コミがありました。

 

日の当たらない北面でジメッとしがちな部屋にはエマウォールは向いていないかもしれません。調湿効果がまったくないので。

引用：ヤフー不動産より

 

調湿効果のある商品としてはLIXILのエコカラットが人気で、においやカビ・ダニの発生も抑えてくれることから、新築・リフォーム問わずに採用されてます。

 

 

エコカラットはエマウォールとよく比較される商品なので、湿度が高いお家にお住まいの方は、二つの商品を比較・検討してみるのもアリです。

 

 

油性ペンで描ける機能はいらない

 

エマウォールの品質のよさに魅力を感じて採用する人が多い一方、そこまでの機能は必要なかったという声も挙がっています。

 

「機能性を下げてもう少し値段の安い壁パネルにしたい」、とほかの商品を検討する人も少なくありません。

 

近年は、お絵描きはできないけれど、エマウォールと同じようにマグネット収納や掃除のしやすい壁パネルが他メーカーでも販売されています。

 

クリナップではマグネット収納が設置できる「キッチンパネル」、パナソニッックではマグネット対応の「壁パネル」が人気です。

 

 

壁一面のマグネットは必要なかった

 

エマウォールはマグネット対応になっているのが人気の一つですが、壁の上から下までは必要なかったとの体験談もありました。

 

好みの収納を壁に設置できて移動もラクできるのは魅力ですが、以下の実体験から、サイズはよく検討したほうがよさそうです。

 

プリント貼ったりメモ書きしたりするのに、上から下まであっても、そんなに使わないかも？？
と思いはじめました。

プリント類も見やすいようにしたいけど、リビングのめっちゃ見える所に貼りすぎるのもちょっと…

引用：個人ブログより

 

確かにマグネットが便利で、なんでもかんでも貼ってしまい部屋が雑多な雰囲気になる恐れはありますよね。

 

引用：ルームクリップより

 

ただ、エマウォールはサイズの規格が決まっており、「910×2,400」「910×2,700」の2つしか用意されていません。それより小さいサイズになるとキッチンパネルになり、それだといくつもの設定があるものの、リビングや寝室に採用する際は、大きいサイズのみになってしまいます。

 

 

他メーカーとの組み合わせができなくて断念

 

洗面台のリフォーム時にエマウォールを検討していたが、諦めたとの事例もありました。

 

エマウォールは基本的にどこでも設置できる壁パネルですが、洗面台とキッチンだけはセット販売になっているようです。

 

 

知らないでタカラスタンダードに見学に行ったら無駄足になってしまうので、キッチンや洗面台台への採用を検討している人は、タカラスタンダードのアドバイザーか業者さんに事前に確認することをおすすめします。

 

TOTOの洗面台を検討していて、壁だけエマウォールにしたいと考えていたのですが、それだと販売できないといわれました。

洗面台の接する面はタカラの洗面台とセット販売になっており、他社との組み合わせは出来ないんです。スミマセンとのこと。

引用：個人ブログより

 

上記の理由から、エマウォールを設置したくても断念しなければいけないケースがあることが分かりました。

 

 

掃除のしやすさを重視するならキッチンパネルを選ぶのが手っ取り早く、値段もお手頃です。実際にキッチンパネルはや洗面所やトイレなどの水回りで多く採用されています。

 

 

 

 

 

2.エマウォールの知っておきたい４つの特徴

 

エマウォールを採用してから、「他メーカーのマグネットウォールやホワイトボードでもよかったのでは…」とならないために、知っておきたい特徴を紹介します。

 

 

衝撃に強い

 

エマウォールの壁パネルは金属とガラスが融合した素材で、衝撃に強いのが特徴です。例えば、タカラスタンダートでは、金づちでキッチンを叩いても凹まないことが実証されています。

 

小さなお子さんやペットが爪でパネルを引っかいても、傷になりにくく何年経ってもキレイを保てるのが嬉しいポイントです。

 

 

 

紙やビニール素材の壁紙は、ちょっとモノがぶつかってだけでも傷が付きやすく数年経ってくると目立ってきます。

 

 

マグネット収納

 

エマウォールの人気はマグネットウォールといっても過言ではなく、内装材に子どもの作品やメモが貼れたり、収納棚を飾れたりもします。

 

壁に穴を開ける必要がないため、写真や絵画などのインテリアも安心して飾れる点も評価が高いです。収納も使い勝手に合わせて簡単に移動できるため、部屋の模様替えも気分に合わせて気軽にできます。

 

 

 

 

カラーバリエーションが豊富

 

エマウォールはカラーバリエーションが豊富で、29色の中から好みのデザインを選べます。光沢があるタイプやマットなタイプなど、部屋の雰囲気に合わせて選ぶことが可能です。

 

壁は部屋の中でも大きな面積を占めるため、内装材の素材や色で空間の雰囲気がガラッと変わります。とくにエマウォールを後付けする際は、部屋のスタイルとの違和感が生じてチグハグな印象にならないように注意したいですよね。

 

 

 

 

環境に配慮

 

エマウォールは、シックハウス症候群の原因になり得るホルムアルデヒドの発散がゼロとなっていて環境にも配慮されています。安全性を実現できたのは、ホーローが鉄とガラスだけの無機物だからです。

 

小さなお子さんからお年寄りの方、化学物質過敏症の方まで健康への不安を感じることなく安心して暮らせます。

 

 

 

 

エマウォールは、一般的に気にされている建材のイヤなにおいもなく、快適に過ごせるはずです。

 

 

 

 

 

3.エマウォールで失敗しないための３つのポイント

 

 

 

DIYには向いていない

 

ホーロー素材のエマウォールは比較的施工は容易ですが、重さがあるうえに頑丈で切断加工しにくくなっています。タカラスタンダードが認定した施工店だけが取付できる製品で、DIYには不向きです。

 

キッチンパネルとはガスコンロ周りに取り付けるパネルのことで、油跳ねしても劣化しづらく、お掃除がしやすい壁仕上げ材のこと。タカラスタンダードではキッチンパネルもホーロー製で、使い勝手や機能はエマウォールとほぼ一緒だといわれています。

 

分かりにくいのですが、キッチン購入と同時に壁パネルを付けたら「キッチンパネル」、キッチンは購入せず壁パネルだけ設置するときは「エマウォール」と呼ぶのが一般的です。

 

また、エマウォールを採用する際は、納期や施工に関する以下の注意点があります。

 

 

エマウォールを採用する際は、上記の注意点を頭に入れておくと、いざ工事を依頼するときに焦らずに済みます。

 

 

施工は自宅近くの業者に依頼する

 

エマウォールの施工を依頼する際は、自宅から1時間以内の業者を選ぶことが大事です。

 

エマウォールの施工説明書によると、設置から1年しかメーカー保証が付いていないため、アフターサービスが充実している業者が安心です。

 

 

 

突然の訪問販売や県外からやってきた見ず知らずの業者は、悪徳業者の可能性もあるため注意が必要です。

 

 

 

相見積もりを取る

 

エマウォールは製品代や施工費が高く、業者によって諸経費も変わってきます。各業者の値引き率は3〜10％と差があり、同じ工事内容でも金額が大きく上下するため、じっくり業者選びをしないと損をすることが多々あります。

 

タカラスタンダードは値引きが期待できないといわれており、製品代が大幅に安くなることは期待できません。エマウォールの設置費用を安く抑えようと思ったら、施工費や廃材費、諸経費などで値引き交渉するほかないです。

 

だからこそ、業者選びが重要でどこに施工を頼むかによって金額や工事内容の満足度が変わってきます。

 

 

 

タカラスタンダードの提携業者・販売店に依頼するのも一つですが、複数の業者に見積もりを依頼して、費用や工事内容を比較してみると納得のいく業者が見つかりますよ。

 

とはいっても、自分で1社1社調べて見積もりを取るのは想像以上に時間と労力がかかるものです。ですので、おすすめしたいのは私が新築当時に利用して納得のいく業者に出会えた一括見積もりサイトです。

 

 

 

 

 

まとめ：エマウォールで失敗しないためには類似品と比較して採用するかの判断を！

 

 

こういった疑問に答えました。

 

ここまでの内容をざっくりまとめると、

 

 

 

 

 

エマウォールは頻繁に買い替えるものではなく高い買い物となるので、失敗談やエマウォールの特徴を参考に、自宅に合っているかどうか判断してみてください。

 

この記事は以上です。