エマウォールは後悔する？デメリットと失敗例から分かる選び方を解説

 

 

 

 

ただし、光沢感・価格・施工の手間など、導入前に知っておくべきデメリットもあります。

 

この記事では、以下のポイントを解説します。

 

 

この記事を読めば、「エマウォールにするべきか？」「他の壁材が良いのか？」と迷わずに判断できるようになると思います。

 

リフォームで失敗したくない人はの相見積もりが必須。

 

 

 

 

 

 

エマウォールで後悔しやすい3つの理由

 

はじめに、後悔が起こるケースはいくつか“共通点”があります。

 

エマウォール自体の性能が悪いのではなく、選び方・使う場所・施工の進め方が合っていないことが多いようです。

 

 

①デザインの「光沢感」が空間に合わない

 

 

光沢は高級感につながる一方で、

 

 

と合わせると“浮いたような印象”になることがあります。

 

リビングだし、あんまり主張しすぎてもな〜と思い、一番最後の写真の白を予定してたのですが、実際見てみると、白はホワイトボード感強めキラキラツルッと感が気になる

引用：個人ブログ

 

特に自然光があまり入らない部屋では、照明の反射が強く見えてしまうこともあります。

 

 

しかし、「エマウォール＝白くて光沢が強いだけ」と思いがちですが、タカラスタンダード公式では複数のカラー・石目調・木目調など、デザインバリエーションが用意されています。

 

 

白いツヤだけではなく、グレー系・ベージュ系・柄入りタイプを選ぶことで、光沢感を抑えつつ空間に馴染ませることも可能。

 

 

②マグネット収納を“活かせない”場所に使ってしまう

 

 

マグネット収納は浮かせる収納、予定やメモを直接かける便利さ。どちらも魅力的な機能ですが、次のような条件では「思ったほど使わなかった」と感じやすくなります。

 

 

さらに、「油性ペンでかけるから便利そう」と思って採用したものの、実際には書く習慣がなく、ほとんど使わなかったという声も少なくありません。

 

プリント貼ったりメモ書きしたりするのに、上から下まであっても、そんなに使わないかも？？
と思いはじめました。

プリント類も見やすいようにしたいけど、リビングのめっちゃ見える所に貼りすぎるのもちょっと…

引用：個人ブログより

 

【マグネット・書き込み機能が活きる場所／活きない場所】

活きる場所	理由
キッチン横の“作業動線”	レシピ・ゴミ出し予定に使いやすい
子供の身長に合った位置	連絡プリント・時間割・お絵かきに活用できる
洗面台横	タオル・小物収納＋家族へのメモが残せる

 

活きない場所	理由
リビングの装飾壁	書き込みづらく、生活感が出やすい
家具の裏側	マグネットも文字も見えない、使えない
廊下・玄関	立ち止まって書く・貼る習慣が定着しにくい

 

 

 

マグネットや書き込み機能は「よく立ち止まる動線」に設置してこそ価値が出ます。

 

 

③高額になりやすい“施工費”とのギャップ

 

 

エマウォールは通常のクロスとは違い、重さがあり現場での加工も特殊です。

 

そのためDIY施工は基本的に不可で、タカラスタンダード認定の施工業者による工事が必要になります。これが「施工費が高くなりやすい理由」のひとつです。

 

さらに、「下地補強」「既存壁の撤去」「出隅・入隅の加工」などが必要になると、見積もりはさらに上がります。

 

【エマウォールの本体価格目安（公式参考）】

引用：タカラスタンダード公式サイトより

※この金額に施工費＋諸経費が追加されます。

 

タカラスタンダード公式のリフォーム事例では、次のような費用事例が紹介されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

エマウォールのデメリット（失敗しないための注意点）

 

エマウォールの実体験を調べたところ、“買って気づく落とし穴”は、主に機能の使い方・素材の特性・組み合わせの制限によって生まれていました。

 

以下のデメリットは「なぜ失敗につながるのか？」について解説していきます。

 

 

設置費用が高い

 

エマウォールは素材が高級で施工費もかかるため、想定より高くなりやすい壁材です。

 

ホーロー素材は耐久性・防汚性・美観に優れていますが、加工が難しく、材料費＋施工費が一般的なクロスの“2倍以上”になるケースがあります。

 

 

 

調湿性は期待できない

 

エマウォールは湿度を調節しないため、設置場所によっては”ジメッと感”を解決できず後悔につながります。

 

ホーローは防汚性・防水性が高い反面、湿気を吸ったり吐いたりしない“無調湿素材”です。

 

 

実際にエマウォールを採用した人は「湿気がこもる場所だと使いにくい」という声がありました。

 

日の当たらない北面でジメッとしがちな部屋にはエマウォールは向いていないかもしれません。調湿効果がまったくないので。

引用：ヤフー不動産より

 

調湿効果のある商品はLIXILの「エコカラット」が人気で、においやカビ・ダニの発生も抑えてくれることから、新築・リフォーム問わずに採用されてます。

 

 

エコカラットはエマウォールとよく比較される商品なので、湿度が高い家にお住まいの方は比較がおすすめ。

 

 

エマウォールとエコカラットの比較についてはこちら↓

 

パネルの継ぎ目が目立つことがある

 

エマウォールは施工の仕方や光の当たり方によって、パネルの「継ぎ目」が目立ってしまうことがあります。

 

エマウォールは複数のパネルをつなぎ合わせて施工するため、以下の条件が重なると継ぎ目が強調されやすくなります。

 

 

特にリビングや廊下など、照明や自然光が当たる場所では「段差」や「線」が浮いて見えることがあります。

 

【継ぎ目が目立ちやすいケースと目立ちにくいケース】

施工条件	継ぎ目の見え方
窓の近く・横から光が入る	目立ちやすい
ダウンライト直下	やや目立ちやすい
間接照明・暗めの場所	目立ちにくい
洗面所・収納内部	ほぼ気にならない
マット系内装と組み合わせ	目立ちにくい
光沢の強い内装と組み合わせ	目立ちやすい

 

 

 

他メーカーとの組み合わせができなくて断念

 

洗面台のリフォーム時にエマウォールを検討していたが、諦めたとの事例もありました。

 

エマウォールは基本的にどこでも設置できる壁パネルですが、洗面台とキッチンだけはセット販売になっているようです。

 

キッチンや洗面台への採用を検討している人は、タカラスタンダードのアドバイザーか業者さんに事前確認することをおすすめします。

 

TOTOの洗面台を検討していて、壁だけエマウォールにしたいと考えていたのですが、それだと販売できないといわれました。

洗面台の接する面はタカラの洗面台とセット販売になっており、他社との組み合わせは出来ないんです。スミマセンとのこと。

引用：個人ブログより

 

上記の理由から、エマウォールを設置したくても断念しなければいけないケースがあることが分かりました。

 

 

 

 

 

後悔しやすい人・後悔しにくい人

 

エマウォールは、使い方が合っていないと後悔しやすく、使い道が明確なら満足度が高い壁材です。

 

 

エマウォールで後悔しやすい人

 

エマウォールは万能だと思って選ぶと、あとで気になる点が出やすくなります。

 

エマウォールには「マグネットが使える」「汚れに強い」という強みがある一方で、

 

 

という弱点もあるからです。

 

【後悔しやすい人の例】

タイプ	起きやすい後悔
湿気対策も期待した人	脱衣所でジメジメした
費用を抑えたかった人	思ったより高かった
マットな質感が好きな人	ツヤが強すぎた
マグネットを使わない人	高いだけで意味がなかった

 

 

エマウォールで後悔しにくい人

 

エマウォールは、使い道がはっきりしているほど満足しやすい壁材です。

 

エマウォールは以下の内容は日々の暮らしを少し楽にしてくれる機能が特徴です。

 

 

この特徴を理解したうえで取り入れると「付けて良かった」「思った以上に便利だった」という声が多くなります。

 

【満足されている使い方の例】

設置場所	よくある使い方
キッチン横	レシピや予定表を貼る
玄関	カレンダーやメモ
書斎・作業スペース	書類やスケジュール
お子様スペース	お便りや時間割

 

 

エマウォールの口コミ・評判

 

実際にエマウォールを採用した人の声を見ると、「満足している人」と「後悔した人」では重視していたポイントが違うことがわかります。

 

 

エマウォールの良い口コミで多い声

 

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エマウォールの良い口コミで特に多かったのは、「マグネットの強さ」「使い方の自由度」「きれいが続く点」への満足の声でした。

 

 

「壁として使う」よりも、収納・掲示・遊び場として活用している人ほど満足度が高いのがわかります。

 

 

エマウォールの悪い口コミ・不満の声

 

横にスクロールできます→

 

エマウォールの悪い口コミを見ると、不満は主に「価格」「施工」「加工の自由度」に集中しています。

 

 

特に「思ったより高かった」「簡単に後付けできると思っていたらできなかった」という声が多く、費用面と施工条件のギャップが不満につながりやすいことがわかります。

 

 

エマウォールとエコカラットの比較

 

エマウォールとよく比較される内装材が、調湿タイルで人気の「エコカラット」です。

 

どちらも機能性の高い壁材どちらも機能性の高い壁材ですが、得意な役割はまったく異なります。

 

 

エマウォールとエコカラットを比較

 

エマウォールとエコカラットは、「便利さ重視」と「快適さ重視」という方向性の違う壁材です。

 

エマウォールは以下の暮らしを便利にする機能が特徴です。

 

 

一方、エコカラットは以下の室内環境を整える機能に優れています。

 

 

そのため、同じ基準で選ぶと「思っていた使い方と違った」と感じやすくなります。

 

 

【比較表：エマウォールとエコカラット】

 

 

 

 

エマウォールについてよくある質問

 

エマウォールについて調べていると、「実際どうなの？」「後悔しない？」時になるポイントがたくさん出てきます。

 

 

Q1.エマウォールの壁には本当にマグネットは使えますか？

 

A.はい、使えます。

 

エマウォールはホーロー素材の壁パネルなので、一般的な磁石がしっかりくっつきます。

 

 

メモ・写真・掲示物だけでなく、軽量のマグネット収納も取り付け可能です。キッチン・洗面所・子供スペースなどで活躍します。

 

Q2.油性ペンで書いても本当に消せますか？

 

A.日常的なメモ程度なら水拭きで落とせます。

 

 

表面がガラス質コーティングされているため、汚れが染み込みにくい構造です。ホワイトボードのように使え、メモやお子さんのお絵描きも、基本的には拭き取り可能です。

 

ただし、長時間放置した場合は落ちにくいこともあります。

 

Q3.エマウォールに保証はありますか？

 

A.保証はありますが、条件付きです。

 

 

購入時に保証書が付属し、通常使用による不具合については保証対象になります。

 

ただし、落下物による破損や衝撃による割れなどは、保証対象となる場合があります。

 

 

Q4.壁だけエマウォールにして、他メーカーのキッチンや洗面台と組み合わせられますか？

 

A.可能なケースもありますが、必ず事前確認が必要。

 

エマウォールは「壁材として単体施工」できる商品なので、他メーカーの設備と組み合わせた事例もあります。

 

ただし、施工条件・下地・防水処理・保証の関係で、業者によって断られるケースもあります。

 

【実際の断られたケースの声】

当初タカラスタンダードのキッチンを設置予定でしたが、他社キッチンも選択肢に上がっている状況です。

IH横の壁はタカラのホーローを使いたい気持ちは変わらず、キッチンを購入しないならキッチンパネルではなくエマウォールを！と考えたのですが、工務店に確認したところ他メーカーのキッチンつけるためにエマウォールは売れない、と言われたそうです

引用：Yahoo!知恵袋より

 

 

まとめ：エマウォールで失敗しないための最終チェック

 

 

結論、エマウォールで失敗しないためには、必ず「類似品と比較したうえで、自分の暮らしに本当にあっているか見極めてから採用することが大切です。

 

高機能・高耐久な壁材だからこそ、「なんとなく良さそう」で決めてしまうと、費用と満足度のギャップで後悔しやすくなります。

 

 

 

 

 

エマウォールは頻繁に買い替えるものではなく高い買い物となるので、失敗談やエマウォールの特徴を参考に、自宅に合っているかどうか判断してみてください。

 

この記事は以上です。