ビックカメラリフォームの値引き事情や費用を安くする方法を徹底解説！

 

 

こういった疑問に答えます。

 

家電業界で売上2位を誇るビックカメラは、リフォーム事業にも参入しており、2015年頃から本格的に始動しています。関東中心に店舗数を増やし、リフォーム事業をスタートさせてから5年で42店舗に拡大。キッチン・バス・トイレなどの水回りから、壁や床の張替え、屋根・外壁塗装、カーポートや門扉設置などの屋外工事まで幅広くリフォームを提供しています。

 

ビックカメラは身近に店舗があって気軽に立ち寄れ、リフォームも家電と同じくお求めやすい価格で、値引きもしてもらえるといったイメージを持つ人も多いと思います。

 

結論からお伝えすると、ビックカメラのリフォームは、期間限定で一部の商品が通常価格から1～5万円ほど値引きされてお得感がありますが、1社だけでリフォームを検討するのはおすすめできません。

 

なぜなら、ビックカメラのリフォーム見積もりだけでは、価格に妥当性があるのか判断がつかず、損をしてしまう可能性があるからです。

 

また、ビックカメラはリフォーム実績が少なく、公式サイトの情報だけでは実情が分かりにくく、工事や窓口の対応にもやや不安が残ります。

 

本記事では、過去に新築を建てるにあたって16社以上から見積もりをとって、無事に金額も施工も納得できる業者に出会えた私が、ビックカメラリフォームで値引きが受けられるキャンペーン情報や、値引き交渉を成功させるポイント、ビックカメラリフォームの注意点などを紹介します。

 

この記事を読めば、ビックカメラのリフォームの値引き事情が分かるだけでなく、業者選びの失敗を防ぐことができます。

 

 

 

結論から言うと、この記事で伝えたいことは3つ。

 

 

 

 

 

順番に解説しますが、ビックカメラのリフォームを利用して損をしたくない人は、最後までお読みください。

 

 

1.ビックカメラのリフォームで値引きが受けられるキャンペーンやその他まとめ

 

ビックカメラのリフォームは、全国規模の店舗で商品の大量仕入れが叶い、工事費込みのお得なパック価格になっています。家電と同時にリフォームを依頼すると値引きしてもらえるといった家電量販店ならではのメリットもあり、住宅メーカーや工務店にはない強みがあります。

 

ただし、商品は低価格で提供できるものの、施工は下請け会社に任せていることがほとんどで、中間マージンが発生するため、トータル費用は決して安くないのが特徴です。そのため、ビックカメラのリフォームの値引き事情を含め実情を把握してから利用しないと後悔することが少なからずあります。

 

ここでは、ビックカメラリフォームの値引きが受けられるキャンペーンの紹介や、その他お得になる情報をまとめているので、ぜひ参考にしてください。

 

 

期間限定のキャンペーンで値引きあり

 

ビックカメラのリフォームでは、期間限定のリフォームキャンペーンを定期的に行っており、一部のリフォームが値引きされます。通常価格から1～5万円の割引となるため、希望するリフォームが対象となっていれば検討のチャンスです。

 

以下では、現在行われている夏のリフォームフェア（2023年7月1日から8月31日）の内容を一部紹介します。

 

 

期間限定のリフォームフェアでは、エクステリア新設または交換で、表示価格から最大1万円の値引きが適用されます。

 

 

冷暖房の節約効果が期待できる人気の内窓の設置工事も3,000円の値引きが適用され、ややお得になっています。

 

 

お風呂と給湯器は同時にリフォームすることが多いため、上記のように最大40,000円の値引きはお得です。ただ、ビックカメラのリフォームが指定する給湯器に限るので、商品を幅広く選べないのは残念です。

 

 

人気メーカーのTOCLAS（トクラス）の「Bb」も、50,000円値引きされお求めやすくなっています。ビックカメラのリフォーム費用は施工費も保証も含まれての値段となっており、分かりやすいのが特徴です。

 

 

LIXIL（リクシル）のコンパクトなタンクレストイレ「プレアス」も、35,000円値引きされます。ただ、トイレリフォームは、排管の位置を変えなければいけないケースもあり、追加工事が発生することも少なくありません。

 

また、タンクレストイレの場合は手洗器を設置するケースが多く、オプション工事が発生します。床材や壁紙の張替えなども希望すれば、5～10万円ほど追加になる可能性があります。

 

 

リフォームフェアの内容は、標準仕様を選んだ場合の金額です。リフォームの要望が増えたり、予期せぬ追加工事が発生するれば、金額は大きく上がる可能性もあります。

 

 

 

 

 

ポイントカードが貯まる・使える

 

ビックカメラでは、値引き以外にもお得な特典が用意されており、その一つとしてリフォーム費用の支払い時に「ビックポイント」が貯まります。

 

ビックポイントとは、カメラ・パソコンほか家電などが豊富にそろうビックカメラのポイントサービスのこと。貯まったポイントは1ポイント＝1円としてビックカメラではもちろん、コジマ・ソフマップ（パソコンショップ兼家電量販店）全店で利用できます。

 

 

付与されるポイントは、リフォーム金額に応じて1000〜10,000円分のポイントが貯まり、詳しくはビックカメラリフォームのWEBカタログに明記されています。

 

リフォーム内容	最大獲得ポイント
キッチン	10,000
お風呂（バス）	10,000
トイレ	5,000
洗面化粧台	3,000

引用：ビックカメラのWebカタログより

 

上記は最大獲得ポイントなので、必ずしもキッチンリフォームをすると10,000ポイント、お風呂で10,000ポイントもらえるわけではありません。

 

 

指定の水廻り商材を契約すると、成約特典として抽選でビックポイントが当たるチャンスも。ビックポイントは家電や日用品はもちろん、リフォームの支払いにも使用できるので便利に活用できます。

 

 

無金利や低金利ローンを利用できる

 

ビックカメラでは、便利なリフォームローンが用意されており、手持ち金がなくてもリフォームを検討することができます。

 

✔選べる3種類のローン

ローンの種類	金利	ローンの回数
無金利ローン	0％	最長60回　3回・6回・12回・24回・36回・458回・60回
スーパー低金利ローン	0.99％	最長120回　72回・84回・96回・108回・120回
長期ローン	2.50％	最長180回　3回・6回・12回～156回・168回・180回

 

ビックカメラのリフォームローンは、最長15年の長期分割払いで固定金利、金融機関のような面倒な手続きなしで団信（住宅ローン返済中に契約者に万が一のことがあったときに、住宅ローン残高がゼロになる保険のこと）も付いています。

 

 

電子マネーが利用できる

 

ビックカメラではリフォーム費用の支払い方法の一つとして「Apple Pay」や「ID」ほか、各種電子マネー・モバイル決済にも対応しています。

 

ただし、多くのキャッシュレスサービスにはポイント還元の上限があり、ポイントの上限を超えた分は付与されないので、注意が必要です。

 

 

小規模リフォームは比較的低価格なので、ポイント付与内上限内でのリフォームが可能です。

 

 

電子マネーに対応している業者はまだ少なく、例えば住宅メーカーは、リフォーム費用の支払いはコンビニ払いか銀行振込が主流です。工務店やリフォーム会社だとクレジットカードが利用できる場合も多いですが、電子マネーが使える会社はまだ多くはありません。

 

 

 

 

 

2.ビックカメラのリフォームで値引きを成功させる3つのコツ

 

 

 

相見積もりをとる

 

リフォームの費用相場を把握しておかないと、値引き交渉はスムーズにいきません。ビックカメラリフォームの見積もりを軸に、2社ほど相見積もりを取って比較するのが理想です。

 

なぜ3社で比較するのがよいかというと、適正価格が把握できて業者選びの失敗を避けられるからです。

 

 

このように、3社を見比べてみると相場が把握できるので、ビックカメラに値引き交渉しやすくなります。

 

 

ビックカメラとC社は50万円もの差がありますが、極端に価格が安い業者は手抜き工事される恐れがあるため、候補から外すのが無難です。どんなに金額が安くても仕上がりが雑で補修工事が発生してしまったら、元も子もないですからね。リフォームは業者選びが本当に難しいとつくづく思います。

 

 

同じ条件で相見積もりを依頼する

 

相見積もりをとる際は、リフォーム内容の条件をそろえるのが基本です。例えば、トイレの見積もりの相見積もりを依頼する際は、トイレの品番、オプション工事、工事範囲などを3社の内容を同じにする必要があります。

 

また、家族の中で意見が食い違っていると、相見積もりをとっても話がまとまりにくくなるため、工事箇所やリフォーム後のイメージなど意見を共有しておくことが大切です。

 

 

相見積もりと伝えておく

 

相見積もりを依頼する際は、その旨を業者に伝えておくのがベターです。そうすることで、価格競争が生まれて値引きしてもらえる可能性が高まるからです。

 

最初に相見積もりと伝えておけば、他社に決めたときに断りやすいメリットもあります。ただし、伝え方を間違えると、後々担当者との関係がギクシャクしてしまう恐れもあるので、注意が必要です。

 

 

あくまでも「御社で決めたい」という姿勢を見せて、ただ予算があるので他も参考にしたい伝えると、円満に事が運びます。

 

 

 

 

 

3.ビックカメラのリフォームの知っておきたい注意点

 

 

 

施工業者によって仕上がりにバラつきがある

 

家電量販店のリフォームは自社施工している店舗は少なく、一般的には下請け業者に工事を任せています。ビックカメラのリフォームでも、実際に工事を請け負うのは下請け業者や地元の工務店にお願いするケースがほとんどです。

 

ネットワークを駆使して何十社、あるいは100社を超える協力会社がいる場合もあります。そのため、実際に工事を請け負うのがどの業者なのか分かりずらいケースも少なくありません。

 

 

下請けから依頼された孫請け会社の職人が工事を請け負うこともあるので、仕上がりにバラつきがあるのは否めません。ただし、ビックカメラのリフォームは、すべての工事に10年保証が付いており、トラブルがあったら無償対応してもらえる点では安心です。

 

 

手間がかかる工事は不向き

 

ビックカメラのリフォームは、キッチンやお風呂、トイレほかほとんどの商品が規格品となっており、工事の手間を省くことで低価格を実現しています。そのため、間取り変更を伴うような手間のかかる工事は基本的に行いません。

 

例えば、独立型のキッチンから人気の対面式にしたい、お風呂を2Fから1Fへ移動したいといったリフォームは不向きです。

 

 

家電量販店のリフォームはお風呂やキッチン、給湯器の入替えといったスポット的な工事が得意といえます。工期が短く住宅メーカーが1週間かかるような工事でも、3日で終わる場合も少なくありません。

 

とはいえリフォームは、暮らしを今よりもっと快適に・豊かにしたいといった目的で検討する人が多いと思います.

 

 

上記の悩みが解決されれば、リフォームの満足度が高くなります。一方、設備の入れ替えだけのリフォームは、見た目はキレイになったとしても、使い勝手が変わらなくて後悔することも少なくありません。

 

 

リフォーム専門店のほうが費用が安い傾向がある

 

ビックカメラは家電の販売と同じく、リフォーム商材を大量に仕入れることで低価格が実現するのが売りですが、実はリフォーム専門店のほうが安い傾向があります。

 

なぜなら、ビックカメラは窓口になっているだけで、実際に施工を請け負うのが下請け業者となるため、中間マージンが20～30％ほど上乗せされるからです。

 

 

また、ビックカメラのリフォーム費用は、「商品代＋施工費＋保証費」が含まれおり、トータル的に費用が高くなりがちです。

 

広告では多くの人の目に留まるように、一部の商品を安く提示していますが、オプション工事が発生すると費用が大きく上がる可能性があります。

 

 

 

 

 

まとめ：ビックカメラのリフォームは値引き交渉できるものの業者選びは慎重に

 

 

こういった疑問に答えました。

 

ここまでの内容をざっくりまとめると、

 

 

 

 

 

ビックカメラのリフォームは、リフォームフェア期間などは特価となっており値引きも充実していますが、中間マージンが発生することでトータル的な費用は高くなりがちです。

 

リフォームを依頼できる会社は、ビックカメラ以外にも多数あるので、各業者の特徴やメリット・デメリットを把握したうえで、業者選びをすることをおすすめします。

 

この記事は以上です。