こういった疑問に答えます。
玄関や屋外の手すりは新築時には不要でも、その後の生活スタイルの変化によって必要になることがしばしばあります。
玄関や屋外の手すり工事は比較的簡単なリフォームですが、費用がどれぐらいかかるのかが気になりますよね。簡単なリフォームなのに費用が高いぐらいならDIYで設置できないか?という方もいると思います。
本記事では、玄関や屋外の手すり工事を業者に依頼するメリットや、DIYで設置する場合の注意点を紹介します。
記事に書いてあることを参考にすれば、玄関や屋外の手すり工事を業者に依頼するのか?DIYで設置するのか?あなたにとってお得でベストな設置方法が見つかります。
この記事の目次
結論から言うと、この記事で伝えたいことは3つ。
この記事で伝えたいこと
玄関手すりの工事を業者に頼む場合
- 工事費用は8万円~20万円
- 工期は1日程度
玄関手すりをDIYする場合
- 部材はAmazonや楽天などで2万円台から入手可能
- 単管パイプを使ってDIYする方法なら、さらに材料費を抑えられる
玄関手すりの設置で介護保険を使う場合
- 玄関手すりの工事費が介護保険から9割給付される(1割負担の場合)
- 申請にはケアマネージャー、被保険者、家族の三者での話し合いが必要
- 玄関手すりの高さや長さなど、使用する人に合ったものにすることが大切
順番に解説していきますが、玄関や屋外に手すりの設置をお考えの方はぜひ最後までお読みください。
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1.玄関、屋外の手すり設置の工事費用の相場はどのぐらい?
玄関、屋外の手すり設置の工事費用の相場は「業者に依頼する場合」と「DIY」する場合、手すりの素材の違いなどで異なりますが、相場は下記のとおりです。
玄関・屋外の手すり工事費用の相場
- 業者に依頼する場合→8〜20万円前後
- DIYする場合→2〜10万円前後
1-1.玄関・屋外の手すり工事を業者に依頼する場合の費用
玄関、屋外の手すり工事費用をリサーチしたところ、長さや素材の種類によって金額に差はあるものの、部材と工事費用を合わせて「8〜20万円」程度が相場でした。
一例として、サイト内で工事費込みの総額表示をしてくれる業界最大手のエクスショップで、玄関、屋外の手すりの幅や高さを入力して、工事費込みの概算見積額を自動計算してみました。
名前 | メーカー | 幅×高さ | 工事費のみ | 総額(全て込み) |
①アーキレール | LIXIL | 1200mm×800mm | 34,995円 | 84,596円 |
②パルトナーUDフェンス1型 | YKKAP | 1197mm×800mm | 38,000円 | 103,589円 |
③パルトナーUDフェンス4型(手すり) | YKKAP | 1197mm×800mm | 40,000円 | 195,813円 |
引用:エクスショップより
他にもリサーチしましたが、長さや素材の種類によってもちろん違いはあるものの、概ね上記のような感じで玄関、屋外手すりの工事費用の相場は8〜20万円前後でした。ちなみに手すりの設置工事は半日から1日で済むことがほとんどです。
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1-2.玄関・屋外の手すり工事をDIYで取り付ける場合の費用
玄関や屋外の手すり工事をDIYする場合、既製品の手すり部材を設置するだけのDIYなら2.5万円~10万円が相場でした。
単管パイプなど使用して手すりを一からDIYするなら1本あたり650円程度なので、10本使用しても6500円で設置できます。
一例として、ネット通販の大手である楽天市場で手すり部材を探してみました。
引用:楽天市場より
手すりの部材や長さによって違いはありますが、上記のように手すりの部材は概ね2.5万円~10万円ですね。
単管パイプは以下のとおりです。
引用:楽天市場より
単管パイプは日に当たると熱をもつので、握る部分にはゴム製のカバーを装着するなど工夫が必要です。
2.玄関、屋外の手すりの工事には業者が必要?DIYで設置することはできる?
玄関、屋外の手すり工事は業者に依頼した方が良いのか?DIYで設置することはできるのか?と悩んでいる場合は下記を基準にすると良いです。
ポイント
- 安全を重視するなら→業者に工事を依頼。
- 工事費用の安さを重視するなら→DIY。
2-1.安全重視なら業者に依頼する。
個人的には、玄関、屋外の手すり工事は専門業者に依頼するのがおすすめです。
業者に依頼した方が良い理由
- 手すりは体重をかけて使うため、素人がDIYをした工事では強度が心配で安心して使用できない。
- 玄関、屋外の手すり工事は思ったより作業手順が多く大変で、専門の工具も揃えないといけない。
- 手すりの設置場所が段差やカーブのあるような複雑な形状でも、プロの業者なら綺麗に仕上げてくれる。
質問者
コンクリートへの穴あけについて。 手すりの支柱を固定するために、直径10ミリ深さ5センチの穴を三カ所開けます。ずれないように正確にするにはどのような手順でどのようにすればいいですか。
ベストアンサー
DIYですか。普通の人には、難しい。穴を開ける機械が有ります。穴も大きめに開けて手すりの支柱を入れた後に接着剤入りのモルタルで埋めます。手すりも高さが法律で決まっていますよ。床から最低、110センチは無いと。(25年前で)今は、120センチぐらい? 日用大工ぐらいの腕では、危険です。
引用:ヤフー知恵袋より
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2-2.工事費用の安さ重視ならDIY。
玄関や屋外の手すりをDIYで設置したいという方もいると思いますが、ご自身で設置できれば工事費用を抑えられ、その分手すりの部材をランクアップさせることも可能です。
玄関手すりの部材には大きく分けて下記の3つのタイプがあります。
支柱埋め込みタイプ | 手すりの支柱ごと埋め込んでセメントで固定。壊れにくくしっかりとした仕上がり。 |
ベースプレートタイプ | 支柱の足元のプレート金具で固定。ビス穴程度の穴しか開かないためDIYにおすすめ。 |
側面付けタイプ | 階段の側面に取り付け。歩行する面に支柱を立てないため、スペースを有効に使える。階段の形状によっては設置不可のことも。 |
2-3.工事不要の玄関手すり!置くだけタイプもある。
「業者に頼むと高いし、DIYは難しそう」という方には、置くだけで使用できる玄関・屋外手すりもあります。
置くだけタイプの手すりなら、業者に工事を依頼することもなく、道具を揃えてDIYでコンクリートに穴を開けたり、手すりをビスで固定したりしなくても、置くだけで使用できるので簡単です。
置くだけタイプの玄関手すりはAmazonや楽天などの通販のほかに、介護用品の販売店でも取り扱っています。
3.玄関、屋外の手すり工事には介護保険が適用されることもあります!
玄関、屋外の手すり設置は、介護保険で工事費用が賄えることがあります。
手すり工事で介護保険を使うには
- 手すりを使う人が要介護または要支援認定を受けていれば工事費が介護保険から9割給付される(1割負担の場合)。
- リフォームのみが対象。新築は対象外。
- 給付上限は20万円。
3-1.玄関手すりのリフォームで介護保険を受ける手順
実際に介護保険を使って玄関手すりを工事する流れをまとめてみました。
介護保険を申請する手順
- 担当ケアマネージャー(いなければ居宅介護支援事業所や地域包括支援センターに連絡して決定)、被保険者、家族の三者で相談し、「住宅改修の理由書」を記入作成
- 玄関手すりを設置する住宅の所有者が被保険者本人ではない場合「承諾書」に住宅の所有者の署名押印
- 玄関手すりの工事を依頼する業者を選定
- 業者が決定したら、玄関手すり工事の「経費内訳書」「平面図」「写真台帳」を作成依頼
- 居住している自治体に事前申請
- 自治体から「住宅改修費支給事前承認通知」が送ってきたら工事が着工。玄関手すり設置の工期は半日~1日
- 施工の完了
3-2.玄関手すりの介護リフォームで気を付けたいこと
介護用に設置する玄関手すりは使う人に合った機能が必要です。手すりの高さは、立って腕をまっすぐ下した時、床から手首の高さに合わせると使いやすいものになります。
身長(㎝) | 床から手首までの長さ(㎝) |
155 | 74.5 |
158 | 78 |
165 | 83 |
178 | 83.5 |
引用:ナカ工業より
上記の表によると、玄関や屋外に設置する手すりの高さは75cm~80cm前後が妥当ですが、体格には個人差があるので使用する人と話し合って決めることをおすすめします。
4.まとめ:玄関や屋外に設置する手すりは「安全重視なら業者に依頼」「安さ重視ならDIY」「介護リフォームなら介護保険を申請する」という3点が重要。
こういった疑問に答えました。
最後にこの記事の内容をまとめると、
この記事のまとめ
玄関手すりの工事を業者に頼む場合
- 工事費用は8万円~20万円
- 工期は1日程度
玄関手すりをDIYする場合
- 部材はAmazonや楽天などで2万円台から入手可能
- 単管パイプを使ってDIYする方法なら、さらに材料費を抑えられる
玄関手すりの設置で介護保険を使う場合
- 玄関手すりの工事費が介護保険から9割給付される(1割負担の場合)
- 申請にはケアマネージャー、被保険者、家族の三者での話し合いが必要
- 玄関手すりの高さや長さなど、使用する人に合ったものにすることが大切
この記事は以上です。